会員ができること
当グループでは,米国精神医学会(APA)の診断基準(DSM-5※)に基づき,場面緘黙を「心身の健康が損なわれ,生活に支障をきたしている状態」として認識しています。生活を豊かにする意味で用いられる「性格」や「個性」として認識していませんので,あらかじめご了承ください。
※ American Psychiatric Association(2013). Diagnostic and statistical manual of mental disorders. Fifth Edition: DSM-5. Washington, D.C
当グループは,第一に「困っている当人」にとって役立つことを目指しています。よって,それぞれが抱えている「困っていること」「ご事情」に合わせてご活用いただければと思っています。当グループの活動において,何らかの役割や責任を負うこと及び啓発活動を強要されることはございませんので,ご安心ください。
場面緘黙の認知度は低く,適切な支援に結びつくことが難しいのが現状としてあります。そのため,当人に限らず,場面緘黙に関わる方々は誤解や葛藤を抱えやすく,ひとりで苦しんでいることが非常に多いです。当グループでは,そのような悩みや苦しみを共有し,安心してつながることを大切にしています。そして,「原因探し」や「悪者探し」といった責任の所在を明らかにするのではなく,現在の状態が「なぜ維持されているのか」について客観的に整理し,それぞれの「はじめの一歩」を支える機会にしたいと思います。
<活動内容>
当事者・経験者グループ
仲間とつながる場です。自分の状態を客観的に理解するための学習会(偶数月に開催)が主となります。グルー プチャットをしたり,不定期でお食事会も開催しています。概ね「中学生以上」を対象として想定しています。
家族グループ
当事者を含まず,関わる家族を対象とした集まりです。悩みごとの相談や情報交換を目的とした交流会,当事者の状態を客観的に理解するための学習会(奇数月に開催)が主となります。
緘黙支援ミーティング
支援者を対象とした緘黙支援に関わる情報交換の場です。不定期に研修会を開催しています。適切な支援や関わり方を学び,場面緘黙を抱えている人たちに還元することを目的としています。
▼グループチャット
現在,当グループでは試験的にグループチャット「Slack」を導入しています。会員限定として,気軽な情報交換や交流を目的としています。悩みや困りごとをひとりで抱えずに吐き出すために使ったり,他の会員の取り組みなどを共有する場になっています。グループチャットへの参加は任意であり,閲覧するだけの参加も歓迎しています。
当グループへの参加をご希望の方は,下記のボタンから「会員登録」をお願いいたします。
※ 「未成年」の方は,保護者の同意を得た上で当グループをご利用ください。
※ 専門家による診断等は必要ありません。ただし,現在通院中の方は,主治医にご相談の上,当グループをご利用ください。
※ 「北海道地区」のグループですが,北海道以外に在住の方のご参加も大歓迎です。集会等は北海道での開催となります。
※ 「会費」は必要ありません。ただし,今後の集会等で会場費がかかる場合があります。なるべく無料の会場を使用するように努めてまいりますが,有料の際には,どうかご了承ください。